コスト削減・物流生産性向上・在庫廃棄リスク低減に役立つ
在庫管理の基本と実践
日 時 | 2024年1月25日(木) 9:30~16:30 |
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場 所 | 各受講企業またはご自宅にて(Webミーティングシステム「Zoom」を使用) ※本研修はオンラインのみで開催します |
対 象 | 製造部・管理部・総務部など在庫管理を担当している方 |
定 員 | オンライン:40名 |
参加費 | 賛助会員(1名):24,200円、非会員(1名):44,000円 |
講 師 | 株式会社 湯浅コンサルティング コンサルタント 内田 明美子 氏 |
トラック輸送の「2024年問題」への対応を迫られる中、ジャストインタイムの俊敏なサービスに過度に依存しすぎない、適切な在庫管理の必要性が高まっています。先の見通しが困難な時代に過剰な在庫は、保管・廃棄・金利負担等により無駄なコストを発生させ、また在庫資金発生による資金調達枠の減少や所要運転資金の増加によるキャッシュフローへの影響など、会社経営にも大きな悪影響を及ぼします。一方で、在庫の削減をするならば正しく行わないと欠品の発生を招き、取引先との関係悪化をもたらす恐れもあります。
在庫管理には技法があり、ベーシックな理論を踏まえて発注をロジカルに行うことは、多くの商品の適正在庫の維持に役立ちます。適正在庫の維持は、コスト削減、物流生産性の向上、販売機会損失の防止、在庫廃棄リスクの低減など、様々なメリットをもたらします。
本セミナーでは、在庫が会社経営全体に与える影響や在庫管理の基本を理解し、演習や事例を通して在庫の管理手法を学びます。
セミナー内容
【1】企業経営における在庫管理の重要性
在庫は供給活動に欠くことのできない活力源ですが、在庫が多すぎると経営にさまざまな悪影響を与えます。在庫管理の前提となる、企業活動における在庫の位置づけについて学びます。
<講義項目>
◆ロジスティクスと在庫管理
◆在庫が企業経営に及ぼす影響
◆改めて、在庫管理とは何をすることか
【2】在庫管理の基本
在庫の適正化には、発注のタイミングと量をロジカルにコントロールすることが必要です。基本的な在庫管理モデルの仕組みを簡単な演習付きで理解します。
<講義項目>
◆アイテムごとの管理の重要性
◆在庫管理の基本モデル(不定期不定量発注、週次発注)
◆適正在庫量を維持する補充量計算の手順(計算演習)
◆波動への対応と安全在庫の持ち方
◆在庫管理導入効果の見方
【3】在庫分析の手法
在庫パレート図、在庫散布図の作成を演習スタイルで経験していただきます。
<講義項目>
◆在庫ABC分析をやってみよう
◆在庫散布図をつくってみよう
【4】事例から在庫管理を考える
在庫管理の導入は現場をどのように変えるか、在庫過多と欠品はなぜ同時に起きるのか、ロジカルな在庫管理を導入するとこれがどう変わるのか。2つの事例からグループ討議で考察します。
<講義項目>
◆セブン-イレブン・ジャパンの単品管理事始め(ビデオ鑑賞+グループ討議)
◆くじら社の在庫問題を究明してみよう(ケーススタディ+グループ討議)
【5】まとめ、質疑
キーワード
前回の受講者の声
・経営者が見る在庫と物流センターの在庫管理の違い。 安全在庫とそれに関する管理手法。 製品在庫・仕掛在庫以外にも原材料の発注方法などでも活用したいと思っております。
・在庫管理をしていくうえで、自分の思いがあってもなかなか説明が難しく伝えづらい部分があって困っていたが、今回のセミナーで色々なことを聞けてすごくためになりました。
・安全在庫の考え方、在庫日数という考え方が印象深く、 仕分けに関しても勉強になりました。